胃の調子が悪ければ、胃がキリキリしたり、胃がもたれたりして胃の調子が悪いことが自覚症状として分かります。
心臓の調子が悪ければ、動悸がしたり、不整脈になったり、血圧があがったりすることで自覚症状として分かります。
大腸は便秘や下痢を通して不調が分かります。
肺は咳などで不調が分かります。
しかし、肝腎要(かんじんかなめ)と言われる肝臓と腎臓は、自覚症状があまりなく調子が悪いことに気づきにくい臓器です。
今回は、腎臓の調子が悪くなると健康にどうのような影響があるかお伝えしたいと思います。
腎臓は、オシッコを作る場所として有名で、体の水分を調整したり、血液を綺麗にしてくれる所です。
腎臓の調子が悪くても、自覚症状がないように思いますが、実は体の様々なところから自覚症状が現れます。
・腰の辺りが痛い
・顔や手や足がむくむ
・冷え性
・体がほてる
・寒くなると体調が悪くなる
・体の疲れが取れにくい
・体がだるい
・耳鳴り、めまいがするようになった
・肌がよく荒れる、肌が乾燥しやすい
・血圧が上がる
などの症状は腎臓の機能が低下している時によく出る症状です。
患者さんでも冷え性の方、体が疲れやすい方、耳鳴りやめまいがする方、アトピー性皮膚炎など肌あれがある方などは、体の状態を確認すると腎臓の機能が低下しています。
腎臓は血液を綺麗にしてくれる場所ですので、腎臓が疲れていると血液の中に疲労物質がたまり体がだるく、疲れやすくなります。
耳鳴りやめまいは、腎臓の機能が低下して三半規管や蝸牛(かぎゅう)がむくむようになって起こります。
アトピー性皮膚炎など肌あれの症状も腎臓の機能低下から起こります。
腎臓の機能低下が起こると、体の中の毒素が腎臓から作られるオシッコから排出されない為、毒素を皮膚から出します。
という事で、肝腎要(かんじんかなめ)の1つである腎臓の機能が低下すると様々な症状が出ます。
耳鳴りやめまいでお悩みの患者さんが当院に来られる場合、よく「病院の検査では腎臓の異常はなかった」とおっしゃる方がおられますが、病院の検査で異常が検出されてないだけで腎臓の機能が低下している方が本当に沢山いらっしゃいます。
病院の検査で全てが分かるなら原因不明の症状は世の中にないはずです。
逆に腎臓の機能が回復すると、本当に様々な症状が回復していきます。
これからも世の中の多くの方に誠意をもって健康の真実を伝えていきたいと思います!
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